「車検が切れてしまった車なんて、鉄クズ同然ではないか?」 「動かすための仮ナンバー取得や、レッカー代で逆にお金がかかるのでは?」
そう思い込み、廃車業者にお金を払って処分してしまう人がいますが、これは最悪の選択です。 プロの視点から断言しますが、**車検切れの車でも車両価値は(ほぼ)下がりません。**そして、売却に際してあなたが費用を負担する必要も一切ありません。
「車検残存期間」の価値は微々たるもの
多くのユーザーは「車検が2年丸々残っていれば高く売れる」と考えがちですが、実際の中古車相場において、車検の残期間が査定額に与える影響は微々たるものです。
例えば、車検を通すために重量税や自賠責保険、整備費用で10〜15万円支払ったとしましょう。 その車を直後に売ったとして、査定額が15万円アップするか? 絶対にしません。精々プラス2〜3万円程度です。 つまり、「売るために車検を通す」という行為は、確実に赤字になる愚策です。
海外輸出・部品取り需要に「車検」は関係ない
特に、私が得意とする輸出や部品取りの観点では、日本の車検制度など何の意味も持ちません。 ケニアやUAEに輸出される車に、日本の車検シールが貼ってあるかどうかなど、現地のバイヤーは気にしないからです。彼らが見ているのは「エンジンが回るか」「ミッションが生きているか」だけです。
したがって、車検が切れていても、車の「部品としての価値」「輸出商材としての価値」は1円も損なわれていないのです。
「レッカー代」「引取手数料」を請求する業者は即切れ
車検切れの車を売る際、最も警戒すべきは「足元を見た経費請求」です。 公道を走れないことをいいことに、 「積載車を手配するレッカー代で2万円引いておきますね」 「不動車の引取手数料がかかります」 などと言ってくる業者がいますが、これはナンセンスです。
まともな買取業者であれば、自社で積載車(ローダー)を保有しているか、提携の陸送ネットワークを持っています。これらはビジネスを行う上での「固定費」であり、顧客に転嫁すべきコストではありません。 私が経営する会社を含め、優良な業者は**「引取料無料」「レッカー代無料」が標準仕様**です。
どうやって売ればいいのか?
- 絶対に自分で車検を通さない。仮ナンバーも借りなくていい。
- 電話やWeb申し込みの時点で「車検が切れている」と正直に伝える。
- 「引取費用は無料ですか?」と最初に確認し、有料と言う業者は断る。
たったこれだけで、車検切れの車を「資産」として現金化できます。間違ってもお金を払って処分しないでください。
